2024.06.22

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【毛穴の科学】なぜ「詰まり毛穴」は改善しないのか?

夏が近づき、今までとは違う肌の状態を感じる季節になってきましたね。

この時期で多くの方が実感する変化としては「皮脂の量」かと思います。

実際に、下記のデータの通りに「皮脂量」は夏にかけて多くなることが分かっています。

 

 

そして、皮脂量が多いことによって引き起こされる肌悩みの一つに「毛穴の詰まり」があります。

当社が運営しているフェイシャルサロン「NA skin」では、

夏にかけて「毛穴洗浄」のメニューが多くなることからも、

夏は毛穴詰まりが起こりやすい時期であると考えます。

そんな毛穴詰まりですが、美意識が高く、毎日しっかり洗顔をしている!

という方でもなぜか無くなりません。

 

そこで今回は、これからの時期に悩まれる方が多くなる「毛穴の詰まり」について、

なぜ解消されないのか?を皮膚科学的に解説していきます!

■目次

・毛穴に詰まる「角栓」の正体

・脱ポツポツ毛穴!効率的な角栓のケアとは?

・ハーブピーリングによる詰まり毛穴へのアプローチ

毛穴に詰まる「角栓」の正体

まず、「詰まり毛穴」という名前ですが、

何が毛穴に詰まっているのか、ご存知でしょうか?

それは、毛穴を蓋するように存在する塊である

「角栓」と呼ばれるものが詰まっています。

 

市販でも「角栓パック」のように、角栓を取り除くための商品が多くありますよね。

このように、普段の洗顔だけでは角栓を取り切ることができず、

専用ケアのアイテムが存在するほどに「角栓」は無くすことが難しいものです。

 

では、角栓とは何者なのでしょうか?

その正体について調べた研究があります。

花王株式会社の研究にて、人の角栓を採取して、その組成を調べたところ

『皮脂(油分)が3~4割、古い角質(タンパク質)が6~7割』

でできた塊だったそうです。

しかも、皮脂が糊のような役割を果たして古い角質を固めていき、

最終的には皮脂と角質のミルフィーユのような複雑な塊

となっていることが分かりました※1。

 

さらに詳細に構造と組成を調べると、蛋白質と脂質がそれぞれドメイン構造を形成し、それらがまるでミルフィーユのように層状に入り組んで重なっていた。

※1:なぜ角栓は落ちないのか?スキンケア研究員が暴く驚きの実態, 花王株式会社, 花王の顔

 

よく角栓ケアとして「クレンジングオイル」などで

皮脂を落とすことに躍起になっている方もいます。

しかし、上記の報告を見てわかるように、皮脂だけのケアでは

「角質」へのケアができずに、うまく角栓を落としきれない

ことがよく分かりますよね。

 

では、次に角栓の効果的なケア方法について紹介します!

脱ポツポツ毛穴!効率的な角栓のケアとは?

角栓は皮脂と角質が複雑に絡んだ塊であることが分かりました。

そのため、角栓を落とすために重要なのは

「皮脂と角質」を同時に落とすことです!

 

その方法としてオススメなのが「酵素洗顔」です!

酵素洗顔に含まれている「酵素」には様々な種類があり、

期待できる効果も幅広くあります。

代表的な酵素は

「皮脂分解酵素:リパーゼ」や「タンパク質分解酵素:ブロメライン」

などがあります。

これらの酵素が入っていれば「皮脂と角質」のどちらにも、

効率的にアプローチができるのでオススメです!

 

その他の方法としては、

クレンジングオイルで皮脂をしっかり落とす

→「タンパク質分解酵素」の入った洗顔や「ゴマージュ」のような

スクラブ剤で角質をしっかり除去する

という方法もあるので、気になる方は試してみてください!

ハーブピーリングによる詰まり毛穴へのアプローチ

NAskinでは、「REVI陶肌トリートメント」というハーブピーリングの施術を行い、

美しく健康的な肌へ導きます。

このハーブの中には、REVIオリジナルの酵素がおよそ300種類含まれています。

そのため、上記で説明していた、皮脂や角質を分解する酵素もあるため

「角栓除去」への効果も大きく期待ができます!

 

実際に施術直後は、余分な角質が無くなり「肌が滑らかになった」

と実感される方がとても多いです。

夏前に、しっかり詰まり毛穴を綺麗にしておきたい!という方は、

ぜひ一度お試しいただければと思います!